マツダドライビングアカデミー参加レポート!申込みや開催場所は?

マツダ車にお乗りのみなさん!

普段から車で運転する楽しみを感じられている方も多いかと思いますが、今以上に車を楽しめる『マツダドライビングアカデミー』なる講座が存在するのをご存知でしょうか?

マツダドライビングアカデミーは、車を思い通りに操り安全に運転する技術とマツダ車のコンセプトである“人馬一体の走り”を学ぶ体験型講座。

マツダ車オーナーを対象に、全国5ヶ所のサーキットで開催されています。

SNS上で参加した方の感想を見てみると「参加して良かった」「楽しい」「最高!」と大満足の声が多数ある人気イベントなんです!

「そんな大好評の講座にくるまand編集部も(いちマツダユーザーとして)行くしかない!!」

…ということで、2019年9月6日(金)に富士スピードウェイで開催されたマツダドライビングアカデミー(ベーシッククラス)に参加してきました!

マツダドライビングアカデミー当日の流れ

今回マツダドライビングアカデミーの会場となる富士スピードウェイは、日本を代表するサーキット。

静岡市駿東郡小山町の豊かな自然の中に位置しており、天気の良い日には大迫力の富士山を近くに見ることができます。

(くるまand編集部は初めて間近に見る富士山の大きさにびっくり!さすが日本一の山…)

受付・準備

まずは受付を済ませて、当日使用するゼッケン・ネームプレートを受け取ります。

ゼッケンは車体のドア部分に養生テープで貼り付けます。

開講式

マツダドライビングアカデミーの参加者と関係者が集まり、開講式があります。

今回の参加者は30名。30代~50代の男性の割合が多く、女性は3名でした。

みなさん全国各地からいらっしゃったようで、関東や関西、遠いところは九州から参加する強者も。

それほど人気のあるイベントなんですね!

この日の講師は、プロレーサーの寺田陽次郎さんとアシスタントの鎌倉裕貴さん、そしてマツダ開発担当でもある『人馬一体インストラクター』の方々です。

寺田陽次郎さん(左)と鎌倉裕貴さん(右)

座学

プロレーサーの寺田陽次郎さんによる講義と、マツダの人馬一体インストラクター(マツダ社員さん)による『人馬一体講座』を受講。

※今回は特別に許可をいただいて講義を撮影しています。

座学でどんなお話を聴けるかは、参加してのお楽しみに!

くるまand編集部は座学を受けて、寺田さんの「マツダの車で事故してほしくない」という言葉が印象に残りました。

せっかく大好きな車に乗っていても、事故を起こしたら元も子もありません。

ドライビングアカデミーで安全運転について学び、身を引き締めて乗りたいと感じました。

ドライビングポジション(運転姿勢)

座学を終えると、車を駐車しているパドック(サーキットのピット裏のスペース)に移動。

人馬一体インストラクターの方にマツダ車の正しいドライビングポジション(運転姿勢)を教えていただきます。

正しいドライビングポジションをとることで、今までの姿勢と比べて座席のフィット感やしっかり腰を支えてくれる安心感を感じました。

人馬一体インストラクターの方によると、正しいドライビングポジションをとることで運転しても疲れにくく、万が一のときもハンドルを切りやすく対応しやすいとのこと。

体に負担をかけにくい運転姿勢で、長時間の運転でもより安全に操作できますね。

フルブレーキ体験

フルブレーキ体験は、プロレーサーである寺田さんとアシスタント鎌倉さんの指導のもと行われました。

テストコースを直線で加速し、パイロン(目印)を過ぎたら全力でブレーキをかけます。

この体験の目的は「フルブレーキ操作を体験しておく」こと。

フルブレーキは、自分が思っている以上に思いっきり踏み込めないものなんです。

直線距離のトップスピードは約80km/h。そこからの急ブレーキは、恐怖心から初回はなかなか踏み込めませんでした…。

しかもブレーキをかける部分は散水車を使って水で濡らした路面。

しかし、近年の車には『ABS(急ブレーキの時にタイヤをロックさせない安全システム)』が付いていますので、急ブレーキを踏んだ直後でもハンドルを切って危険を回避できます。

寺田さんから一人ひとりにいただいたアドバイスを活かして、徐々にコツを掴んでいきます。

一人3~4回ずつ体験し、アドバイスを次に活かすことで徐々に恐怖心もなくなり、思いっきり加速し全力でブレーキを踏み込めるようになりました!

昼食

午前中のカリキュラムを終えると、イベントの楽しみの1つ“お弁当タイム”!

静岡名物うなぎや黒はんぺんも入った、色とりどりの豪華2段弁当です。(お弁当は支給制)

各円卓テーブルに分かれて、参加者の方々と話しながらおいしくいただきました。

マツダ3試乗体験

午後は、2019年5月に発表されたマツダ3の試乗体験からスタート。

人馬一体インストラクターの方と参加者の方に同乗していただき、なめらかな発進・コーナリング・停止を体験します。

特設コースを1人3周程度周回し、同乗者に振動や負担のかからない運転を目指して走行するのですが、これがまた難しいんです…。

特に車を停止させる場面で同乗者に振動を感じさせないように止まるには、繊細なペダル操作が求められます。

人馬一体インストラクターのアドバイスによると、停止時に「ガクン」とならないためにはブレーキの“抜き方”が重要とのこと。

人馬一体インストラクターに都度アドバイスいただき、繰り返し練習することで、停止時の振動はは少しずつ改善されていったようです。

パイロンスラローム・定常円旋回

パイロンスラロームとは、練習場に設置されたパイロンを左右に避けながら蛇行運転するトレーニング。

アクセルワークとハンドル操作の細やかな技術が求められます。

寺田さんより「遠心力に負けないようできるだけ円から離れないように」とアドバイスいただきましたが、これがまた難しいんです…。

また、このパイロンスラローム・定常円旋回では「横滑り防止装置」をオフにした状態での走行も体験しました。

横滑り防止装置とは、車が曲がるときのハンドル操作を補助してくれる安全装置のこと。

DSCは走行中に車両の横滑りを検知すると、自動的に車両を制御します。
TCSと4W-ABSを統合制御することにより、エンジン出力と4輪それぞれの制動力とを最適に制御し、クルマの横滑りを抑制します。これにより滑りやすい路面でのコーナリングや危険回避の急ハンドル操作時などにも、安定した走行姿勢を保ちます。

例えば、コーナリング時に、走行ラインが外側に膨らむアンダーステアが発生した場合、エンジン出力を下げて内輪にブレーキをかけることにより前輪の横滑りを抑制します。逆に走行ラインが内側に巻き込むオーバーステアが発生した場合、外側ブレーキをかけることにより後輪の横滑りを抑制します。

先ほどまでの『横滑り防止装置』オンの状態では問題なくパイロンを曲がることができていましたが、横滑り防止装置をオフにして走行すると…見事にスピン。

普段の運転は安全装置にサポートされている重要性を体感した瞬間でした。

通常はオンになっている横滑り防止装置ですが、運転前に横滑り防止装置がオンになっているか確認することが大切ですね。

サーキット体験走行・記念撮影

※今回は特別に許可をいただいて撮影しています。

パイロンスラローム・定常円旋回の後は、富士スピードウェイのサーキットコースを体験走行させていただきました。

プロレーサーである寺田さんの車両の後に一列に並んだ状態でサーキットの本コースを走行します。

ドライビングアカデミーで習得した知識・技能をもとに、プロレーサーが走る本番コースを楽しく走ることができました。

最後はコース内で記念撮影。

参加者の方は、満足そうな笑顔をカメラに向けていました。

最後の記念写真を含め、当日の様子は特設サイトで購入可能です。

マツダドライビングアカデミー参加の思い出に購入されてはいかがでしょうか?

修了式 

修了式では、寺田さんから一人ひとりに修了証を手渡されます。

参加者の方は全員ケガなく無事に全行程を修了されました。

今回は富士スピードウェイでの開催でしたが、マツダドライビングアカデミーは全国各地の魅力あるサーキットで行われています。

どのような場所で開催されているのでしょうか?

マツダドライビングアカデミーが開催される全国5ヶ所のサーキットのアクセス・周辺観光

マツダドライビングアカデミーには毎回全国から参加者が集まっているとのことですので、遠くの地から小旅行も兼ねて参加される方も多いはず。

そこで、マツダドライビングアカデミーの会場となる各地のサーキットについて、周辺観光と合わせてご紹介します!

富士スピードウェイ(静岡)

住所 〒410-1307 静岡県駿東郡小山町中日向694
アクセス 【東名高速道路】足柄スマートICから車で約20分
周辺観光 富士山、ぐりんぱ(遊園地)、富士サファリパーク、白糸の滝、富士山本宮浅間大社、金時山、御殿場プレミアムアウトレット

静岡県のおすすめドライブスポット「日本平パークウェイ」

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スポーツランドSUGO(宮城)

住所 〒989-1301 宮城県柴田郡村田町大字菅生6丁目1
アクセス 【東北自動車道】村田ICから車で約10分
周辺観光 仙台城、白石川堤一目千本桜(さくら回廊)、仙台市博物館、仙台市八木山動物公園

宮城県のおすすめドライブスポット「伊豆沼」

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ツインリンクもてぎ(栃木)

住所 〒321-3533 栃木県芳賀郡茂木町大字桧山120-1
アクセス 【常磐自動車道】水戸北スマートICから車で約45分
周辺観光

栃木県なかがわ水遊園、道の駅 うつのみや ろまんちっく村、笠間稲荷神社(茨城)、笠間芸術の森公園(茨城)

栃木県のおすすめドライブスポット「那須ロープウェイ」

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鈴鹿サーキット(三重)

住所 〒510-0295 三重県鈴鹿市稲生町7992
アクセス 【東名阪自動車道】鈴鹿ICから車で約30分
周辺観光 椿大神社、伊勢神宮、ナガシマスパーランド、夫婦岩、伊勢シーパラダイス

三重県のおすすめドライブスポット「鈴鹿スカイライン」

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岡山国際サーキット(岡山県)

住所 〒701-2612 岡山県美作市滝宮1210
アクセス 【中国自動車道】作東ICから車で約30分
周辺観光 岡山城、倉敷美観地区、岡山後楽園、大原美術館、ヒルゼン高原センター、姫路城(兵庫県)

岡山県のおすすめドライブスポット「ひるぜん高原」

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マツダドライビングアカデミーが開催されるサーキットの近くには、魅力的なスポットがたくさん!

ドライブや観光も兼ねて小旅行を楽しまれてはいかがでしょうか?

「申し込んでみようかな…」

と思われている方もいらっしゃるかと思いますので、マツダドライビングアカデミーの基本情報をおさらいしておきましょう!

マツダドライビングアカデミーに参加するには

マツダドライビングアカデミーには2つのクラスが用意されています。

マツダドライビングアカデミーに参加したことのない方は『ベーシッククラス』に参加可能です。

2つのクラス

ベーシッククラス

対象 マツダドライビングアカデミーに初参加の方、再受講したい方
カリキュラム

約6時間の講座です。運転技術の基礎的な内容となっています。

内容例)

  • 座学(人馬一体講座)
  • ドライビングポジション(運転姿勢)
  • 通常路面とウェット路面(低μ路)でのブレーキ操作
  • パイロンスラローム走行
  • 横滑り防止装置体験(定常円旋回)
  • インストラクター助手席体験走行
参加費用 14,000円~15,000円
※同乗者は2,000円~2,500円

アドバンスクラス

対象 過去にマツダドライビングアカデミーに参加したことのある方、サーキット走行経験のある方
※ベーシッククラスを修了した方のみ参加可能です。
カリキュラム

約7時間の講座です。運転技術の応用的な内容となっています。

内容例)

  • 座学(人馬一体講座)
  • ドライビングポジション(運転姿勢)
  • 目標ブレーキ操作、緊急回避操作
  • 中高速パイロンスラローム走行
  • 中高速定常円旋回
  • インストラクター助手席体験走行
  • レーシングコース先導走行
参加費用 22,000円~23,000円
※同乗者は2,000円~2,500円

講師紹介

マツダドライビングアカデミー参加にあたり、ぜひ知っておきたいのが講師の寺田陽次郎さん。

寺田さんの経歴をご紹介します!

寺田 陽次郎(てらだ ようじろう)
□1947年3月神戸市生まれ

略 歴
・1972年:東洋工業株式会社(現マツダ株式会社)契約レーシングドライバーに
・1974年:「ル・マン24時間レース」初参加
・1983年:「ル・マン24時間レース」クラス優勝
・1988年:「ル・マン24時間レース」クラス優勝
・1990年:「ル・マン24時間レース」クラス優勝
・1992年:ル・マン参戦のエピソードを集めた「ル・マン午後4時」を上梓
・1993~94年:大阪産業大学工学部講師(非常勤)
・1995年:「ル・マン24時間レース」自己最高位の総合7位入賞
・1997年:株式会社オートエクゼを設立
・2001~07年:ニホン・オートモービルカレッジ講師(非常勤)
・2003年:「ル・マン」主催者のACO(フランス西部自動車クラブ)理事に就任
・2006年:ACOより、日本人として初の「スピリット オブ ル・マン」を受賞
・2007年:株式会社ACO JAPANを設立
・2010年:観光庁「スポーツ観光マイスター」就任

現在はレースだけに留まらず、警視庁や観光庁など様々な場所で活躍されている寺田さん。

そんな寺田さんに直接教えていただける機会はなかなかありません。

プロに直接指導を受けられる点は、マツダドライビングアカデミーの大きな魅力の1つではないでしょうか。

2019年の開催スケジュール

2019年の開催スケジュールは以下の通りです。

マツダドライビングアカデミーは12月~3月は開催されないため、2019年は残りわずかの開催となっています。

ベーシッククラス

4月6日(土) 【終了】岡山国際サーキット
5月12日(日) 【終了】鈴鹿サーキット
5月20日(月) 【終了】富士スピードウェイ
7月1日(月) 【終了】鈴鹿サーキット
7月7日(日) 【終了】ツインリンクもてぎ
8月3日(土) 【終了】岡山国際サーキット
9月6日(金) 【終了】富士スピードウェイ
10月26日(土) 【9月16日(月)受付開始】 スポーツランドSUGO

アドバンスクラス

6月1日(土) 【終了】岡山国際サーキット
7月29日(月) 【終了】富士スピードウェイ
10月12日(土) 【申込受付中】岡山国際サーキット
11月8日(金) 【9月29日(日)受付開始】富士スピードウェイ

最新の情報は、マツダ公式サイトをご覧ください。

当日の服装・持参物

くるまand編集部が参加にあたり、少し悩んだのが当日の服装と持参物。

当日参加して気づいた点も踏まえてご紹介します!

服装

服装は運転しやすい格好であれば、普段の服装で問題ありません。(レーシングスーツなどを揃える必要はありません)

ただ、サーキットはどこも山の近くにあり天候や気温が変わりやすいため、調整できる羽織ものなどが1枚あると安心です。

持参物

  • 水分 ※
  • 帽子 ※
  • 日焼け止め ※
  • 養生テープ(ゼッケン貼り付け用)
  • 参加に必要な資料(同意書等)

※夏場など暑い日は特に注意!

暑い季節に限らず、帽子は被って参加することをおすすめします。

当日天気が良い場合、外での実技講習の時間が長いため帽子を被っておかないと頭皮まで日焼けしてしまいます…。

参加申し込み方法

マツダドライビングアカデミーは、WEBフォームまたはFAX・メールで申し込みます。

マツダ公式サイトの「マツダドライビングアカデミー」ページより開催スケジュールを確認し、各主催者サイトから申し込みましょう!

開催日の40日前の10時から申込受付を開始されますが、人気の講座だけあって受付開始後すぐに定員に達してしまうこともあるそうです。

定員に達したらキャンセル待ちになりますので、参加したい日程があれば前もって受付開始日もチェックしておくことをおすすめします!

まとめ

マツダドライビングアカデミーは、マツダの車をより楽しく安全に運転するための体験型講座。

プロの指導の下、広いサーキット場で普段できない体験をすることで、普段の運転に活かせる気づきをたくさん得ることができます。

マツダ車をお持ちの方は、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか?

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