台風車運転

くる子
台風の時の運転で注意すべきポイントと外出前の備えについてまとめました。
車が横転しやすくなる風速目安とは?冠水(水没)したときの脱出方法は?
この記事を読めば、台風の時は車をどう運転したら良いのかが分かります。
台風が近づいていても仕事などで外出予定のある方はぜひチェックしてみてください!

夏の終わりから秋口にかけて多くなる台風。

ニュースでは「台風の時は不要不急の外出は控えましょう」と言っているけど、仕事や用事があるからそういうわけにはいかない…という方も多いのではないでしょうか?

この記事では、台風の時でもできるだけ安全に車を運転するために注意したいポイントと事前に行いたい準備についてお伝えします!

台風の時の運転で注意したい6つのポイント

台風の時の運転で気をつけるべきポイントは次の6つ。

  1. 車がひっくり返るのは風速25メートル。横転する目安を超えていたら外出しない
  2. スピードを出しすぎない
  3. 横風で車が横転しやすい場所は避ける
  4. 周囲より低くなっている道路や冠水している道路は避ける
  5. 飛来物・落下物に注意する
  6. ドアの開け締めに注意する

台風の時の運転は、通る道の選択やドアの開け締めなど普段何気なく行っていることにも十分な注意が必要です。

詳しく見てみましょう!

1. 車がひっくり返るのは風速25メートル。横転する目安を超えていたら外出しない 

台風の風速が25メートルになると、強風により車が横転する確率が高まります。

気象庁によると、風速25メートル以上の風は“走行中のトラックが横転する”くらい強いとのこと。

引用:風の強さと吹き方 - 気象庁

また他にも『ワンボックスカーが横転するのは風速53~66mメートル』という気象庁の具体的なデータもあります。

風速 53~66m/s
・ワンボックスの普通自動車や大型自動車が横転する

軽自動車については明確なデータはありませんでしたが、普通自動車よりも軽量であることを考えると、風速25メートル程度でも極力 外出は控えたほうが良さそうです。

車が横転するとケガの危険性があるのはもちろん、車を起こすのにJAFなどのレッカーサービスを呼ばなければなりませんし、車への物理的なダメージも大きく修理費は高くかかります。

車に廃車レベルのダメージがあった場合、新しい車に乗り換えようと思ってもディーラーや中古車買取会社では買い取ってもらえません。(むしろ廃車費用として2万円~かかります)

そんな時は、餅は餅屋、廃車は廃車専門業者に頼みましましょう。

廃車費用不要で車を買取してくれるところが多く、収支がプラスになることも。

詳しくは次の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください!

どちらにせよ、車が横転すれば“ケガの危険性”と“高額な修理費用”が待っています。

強い台風の場合は、身の安全を第一に外出を控えましょう。

2. スピードを出しすぎない

台風の中 外出する場合は、スピードを出しすぎないようにしましょう。

車はスピードを出すと横風を感じやすくなると言われており、ハンドル操作がうまくできなかったり横転しやすくなったりします。

まずスピードを落としましょう。スピードが速いほど強風を受けた時の風圧は強く感じられます。スピードが低いほどクルマは安定します。

また、雨が降って路面が濡れている場合は『ハイドロプレーニング現象』にも注意が必要です。

ハイドロプレーニング現象が起きるとハンドル操作が利かなくなり、大事故につながります。

*ハイドロプレーニング現象とは
タイヤと路面の間に水が入り込み、タイヤが路面に接触しなくなることで、車が水の上を滑り、ブレーキやハンドル操作が利かなくなる現象。スピンなどを起こす危険性が高い。

台風の日の運転は、想像以上に雨・風の影響を受けやすくなっています。

慣れた道でも、普段よりスピードを落として走行しましょう。

3. 横風で車が横転しやすい場所は避ける

地形により、風の威力がさらに強まる場所があります。

このような場所は車が横風の影響を受けやすく、横転の危険性が高まりますので、避けて通るのが良いでしょう。

具体的に次のような場所は横風を受けやすいとされています。

  • ビルとビルの間
  • 海沿い
  • 山の谷間
  • 橋の上
  • トンネル出口

これらの場所は避けて通るか、付近を通る際はスピードを落として十分注意してください。

4. 周囲より低くなっている道路や冠水している道路は避ける

周囲より地形が低くなっている道路は冠水しやすく危険ですので、通行は避けましょう。

車は意外にも水没に弱く、数十cmの水深でも車の操作に影響が出ます。

JAFによると、水たまりの深さが30cmもあれば車のエンジンは停止するとのこと。

▼ 浸水深 ▼ 自動車走行
0~10cm 走行に関し、問題はない。
10~30cm ブレーキ性能が低下し、安全な場所へ車を移動させる必要がある。
30~50cm エンジンが停止し、車から退出を図らなければならない。
50cm~ 車が浮き、また、パワーウィンドウが作動せず、車の中に閉じ込められてしまい、車とともに流され非常に危険な状態となる。

特に周囲より低くなっている道路は水がたまりやすいため

「これくらいならいいだろう」

と通行してしまうと、急に水が増えた場合に車が水没する可能性もあります。

各自治体で冠水しやすい場所の冠水マップを準備している場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

5. 飛来物・落下物に注意する

台風のときは風に飛ばされる飛来物や道路に落ちた落下物に注意しましょう。

たとえば風速15メートルで“軽いトタン”は飛ばされるとされていますし、道端に落ちたビニール袋が舞い上がってフロントガラスのワイパーに引っかかってしまったら…交通事故の可能性も出てきますよね。

また、JAFに寄せられた出動要請の中で最も多い台風の被害は“タイヤのパンク”です。

2018年台風21号の際は、なんと大阪府だけでも780件以上もの要請があったとのこと。(2018年9/4~9/6の3日間)

特に多かったのは大阪府内におけるタイヤのパンクで782件。前年同期の件数が252件ですので、前年同期比310.3%と約3倍に増加しています。これは台風の強風で道路上に瓦礫が散乱し、その上を走行したことによってパンクが起きたものと考えられます。

特に落下物は、台風後も道路に散乱しているため、台風が過ぎた後の運転にも十分注意してください。

6. ドアの開け締めに注意する

台風などの風が強い日はドアの開け締めにも要注意です。

気をつけることは主に2つ。

  • ドアの故障
  • ドアを開ける際に隣の車へのドアがぶつかること(ドアパンチ)

ドアを開けた瞬間、強風によってドアを破損してしまい(ドアが開け締めしづらくなったなど)、ドアの取替えが必要になった場合は修理費として10万円程度かかります。

JAFの実験によると、大人の場合は風速40メートル、子どもの場合は風速20メートルでも、強風によって開くドアを押さえるのは困難になるようです。

子供は2人とも風速20m/sでもドアを押さえることができませんでした。大人2人は風速20m/sではドアを押さえることができたものの、風速30m/sでは男性が押さえきれず、風速40m/sになると2人ともドアを押さえられませんでした。

事故防止のためにも、お子さんと一緒に外出するときは大人が先に車から降りて、外側からドアを開けてあげると安全ですね。

もし隣の車にドアを当ててしまったら、警察と保険会社に連絡しましょう。

『ドアパンチ』は物損事故扱いとなり、立ち去ると当て逃げになってしまいます。

事故の場合と同じように、警察に届け出を出し、保険会社に示談に入ってもらうなどの対処をしましょう。

このように、台風の時は普段の運転以上に様々な面に注意して走行しなければなりません。

中でも特に気を付けなければならないのが『冠水(水没)』です。

「このくらいの水たまりだったらいいだろう…迂回していると時間かかっちゃうし…」

と思って水が溜まっている道路を通行したときに『予想以上に水深が深く車が水没してしまった』というケースも多くあるのです。

もし車が冠水してしまったら、どのように対処すれば良いのでしょうか?

もし車が冠水(水没)したら?

JAFが提供する『水没車両から脱出を疑似体験できる動画』によると、次の手順を推奨されています。

  • ドアを開けて脱出を試みる
  • シートベルトを外す
  • 窓ガラスを割る

こちらの動画によると、車が水の中に入ってから2分も経たないうちに大人の男性でもドアを開けることができなくなります。

その後、車が浸水して5分で水はドライバーの胸のあたりまで上がってしまいます。

そうなると、ガラスを割って脱出するしか手段がありません。。

慌てず落ち着いてシートベルトを外し、緊急脱出道具で窓ガラスを割って脱出します。

またJAFによると、脱出後 非難の際は足元に注意が必要とのことです。

避難する際には、いきなり冠水路に出るのではなく、足を浸け水深を測りながら、ゆっくりと足をつき、進んできた方向に歩いて戻りましょう。冠水路が濁っていると道路の状況が外からはつかみにくく、マンホールのふたが外れていても分からないこともあるので、一歩一歩、確かめながら歩くことが大切です。

水没した車の対処については次の記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。

このように、もし車が冠水してしまった時の対処法を知っておくと、いざというときに落ち着いて対応できます。

同じように、台風の中で運転するための準備も事前にしておくことで、より安心して運転することができますよ!

家を出る前に備えよう!台風中の運転準備5つ

台風の中で外出する場合は、外出前(前日まで)に次の5つを備えておくことをおすすめします!

  1. 台風情報を見て進路・風速・雨量を確認しておく
  2. 冠水マップを確認しておく
  3. 冠水対策グッズを車に積んでおく
  4. ガソリンを入れておく
  5. 車検証のコピーを取って自宅に保存しておく 

外出前に備えることで、ケガや事故の防止だけでなく余計な出費を抑えることもできるんです。

詳しく見てみましょう!

1. 台風情報を見て風速・雨量を確認しておく

台風情報を見て、風速・雨量を確認しておきましょう。

風速・雨量を把握しておくことで、実際車を運転しているときにどれくらいの影響があるか、危険性はどれくらいありそうかの予測を立てることができます。

台風の時に外出する場合は、台風の大きさを予想して行動しましょう。

あまりにも風速が強く雨量も多い場合は、身の安全を一番に考えて、外出するかどうかを改めて選択してください。

2. 冠水マップを確認しておく

車で通る道に危険な場所がないか、冠水マップで確認しておきましょう。

あらかじめ冠水しやすい場所を把握しておくことで、その場所を避けて通ったり、迂回によって目的地に着くまでの時間調整も可能です。

外出前に冠水マップを確認しておくことをおすすめします!

3. 冠水対策グッズを車に積んでおく

急な冠水で車内に閉じ込められたときのために、次の2つの対策グッズを車に積んでおきましょう。

  • ガラス割りハンマー
  • シートベルトカッター

車が冠水して水圧でドアが開けられなくなった場合は、ガラス割りハンマーで窓を割って脱出できます。

また、車内に水が入るとシートベルトが外れなくなることがあるようです。

そのような時はシートベルトカッターでシートベルト自体を切り、脱出しましょう。

万が一冠水してしまったときに落ち着いて脱出できるよう、対策グッズを車に積んでおくと安心です。

4. ガソリンを入れておく

台風が近づいてきたら、ガソリンは早めに入れておきましょう。

台風の暴風域に入ると、多くのガソリンスタンドは休業してしまいます。

そのため、目的地に行く途中でガソリンを入れようとしても閉まっていることが多いのです。

台風が接近しているとき、実際にガス欠でJAFを呼ばざるを得ない状況になった方もいらっしゃいます。

ガス欠が原因でJAFを呼んだ場合は、次の費用がかかります。

  • 会員:ガソリン代
  • 非会員:ガソリン代+8230円(一般道・昼間の場合)

普段1回満タンにするときのガソリン代は3000~5000円と考えると、非会員の場合で合計1万円以上の出費はイタイですね、、

台風が近づいてきたら、ガソリンに余裕はあるかを確認しておきましょう!

5. 車検証のコピーを取って自宅に保存しておく 

車検証のコピーを自宅に保管しておきましょう。

運転中に台風の被害に合うと、車両保険を使う際に車検証が必要です。

車両の水没で車検証を汚してしまった場合は、再発行するためには運輸支局で手続きをするか、車屋さんへの依頼が必要となり、時間も費用もかかります。

万が一のために、車検証のコピーを自宅に保管しておくことをおすすめします!

まとめ

台風の時でも車を運転するには、事前の準備と普段以上に安全に配慮することが重要です。

外出前には台風の情報を把握しておき、発表された風速や雨量の情報をもとに明らかに危険がないかどうかを予測して行動しましょう。

また実際に外に出るときは、風が強くなりがちな場所や水が溜まりやすい場所など危険のある場所を避けて通ってください。

ただ、どんなに気をつけていても台風の時は飛来物や落下物で車両トラブルにつながる可能性は十分にあります。

あまりにも強い台風の場合は無理をせず、身の安全を第一に行動してくださいね。

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