車フロアマット洗い方

「最近、何か車の中が臭い…」

もしかしたらその臭いの原因、“布製のフロアマット”かもしれません。

普段 車を使っていると、いくら気をつけていても足元は汚れてしまいます。

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具体的には、

  • 靴の裏についた砂
  • 雨で濡れた靴についた泥水
  • 車内で食事をしたときの食べこぼし
  • 車の振動でこぼれてしまった飲み物

などなど、これらの汚れの『積み重ね』で足元は不衛生になりがちなんです。

そんなフロアマットを長い間使っていると、カビや雑菌の温床となり臭いの原因になってしまうことも…。

フロアマットの臭いや汚れが気になったら、洗ってさっぱりさせましょう!

しかし…

「フロアマットを洗うのって手間がかかりそうだし、そもそも賃貸アパートに住んでいるからどこで洗えばいいのか分からない…」

という方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、布製のフロアマットを自宅で簡単に手洗いする方法をお伝えします!

車のフロアマットの洗い方!自宅でできる簡単手洗い方法

フロアマットは、洗車場やガソリンスタンドに行かなくても自宅で簡単に洗うことができます!

庭や外に水道がなくても、賃貸アパートでだって洗濯できるんです。

しかも所要時間は、実働30分。

乾かすのにはどうしても時間がかかってしまいますが、実は“たったの30分”で手洗い作業は完了しちゃいます。

今回は 賃貸アパートに住む くるまand編集部スタッフが、自宅のお風呂場で家にある道具のみを使って、実際にフロアマットを洗ってみました!

1. フロアマットを洗う日を決める。よく晴れた土曜日の午前中がおすすめ!

フロアマットを洗うなら、よく晴れた土曜日の午前中がおすすめです!

フロアマットは意外にも分厚く、乾かすのに1日~3日ほどかかってしまいます。

(乾かす目安は、夏場で半日~1日、冬場で1日~3日)

予定の詰まっていない連休初日の午前中など、

  • すぐに車を使わなくても良い日
  • よく晴れた日

この2つの条件に合った日を選びましょう!

2. フロアマットを車から外してゴミを払う

【作業目安:3分】

まずは、フロアマットを車から外します。

フロアマットがボタンで固定されている場合は、ボタンの部分から取り外します。

フロアマットを車から外したら、砂や埃などのフロアマットの大きなゴミを払います。

特に砂はしっかり払っておきましょう!

そうしないと、お風呂場の排水溝に砂が詰まってしまうことになります。

このとき細かい埃が舞いますので、洗濯物などに埃がかからないよう風向きには注意してくださいね。

布団叩きが用意できれば、使用するとしっかり埃を払えますよ!

フロアマットのゴミを払ったら、お風呂場に向かいましょう。

3. フロアマット洗濯に必要な4つの道具を準備する

フロアマットの洗濯に必要な道具はたったの4つ。

  • 食器用洗剤
  • 衣類用漂白剤
  • 衣類用柔軟剤
  • 使い古しの歯ブラシ

どれも自宅にあるものでOKです!

フロアマットが大きい場合や枚数が多くて洗うのが大変な場合は、洗濯用ブラシを準備すると◎。

必要な道具の準備ができたら、いよいよマットを洗います!

4. お風呂場のシャワーでフロアマットの汚れを流す

【作業目安:3分】

シャワーをフロアマットにかけて汚れを流します。

全体が濡れ、ある程度汚れが落ちたらOKです!

5. 食器用洗剤と使い古しの歯ブラシでフロアマットを洗う

【作業目安:15分】

食器用洗剤を洗面器に出し、水かぬるま湯で10倍くらいに薄めます。(だいたいでOKです)

食器用洗剤は食べ物の汚れや油を落とすのが得意なので、食べかすなどを落としがちなフロアマットを洗うのにも最適なんです!

薄めた食器用洗剤をフロアマットの全体に回しかけます。

その後、使い古しの歯ブラシでフロアマットを撫でるように洗います。

汚れている部分がわかっていれば、その部分を重点的に洗ってください。

特にフロアマットの“縁”とマットの隙間は汚れが溜まりがちです。汚れをかき出すように洗いましょう。

フロアマット全体を洗ったらOKです!

フロアマットにシャワーをかけ、泡がでなくなるまでしっかりと流します。

注意

フロアマットの“縁”を洗うときは、繊維に沿って優しく洗いましょう。

繊維に逆らってゴシゴシ洗うと、縁の繊維がほどけてしまいます。。

(くるまand編集部スタッフは縁までゴシゴシやってしまい、失敗しました)

フロアマットをキレイに長持ちさせるために、縁はやさしく丁寧に洗うことをおすすめします!(泣)

6. 衣類用漂白剤でつけ置きする

【作業目安:3分】

衣類用漂白剤につけ置きすることで、フロアマットの臭い除去&除菌ができます。

衣類用漂白剤を裏面の表示に沿った分量の水で薄め、フロアマットをつけ置きします。

くるまand編集部スタッフの自宅には つけ置きできる容量の入れ物がなかったので、今回は薄めた衣類用漂白剤をフロアマットにかけておくことに。

衣類用漂白剤の薄め液をフロアマット全体にかけて、しばらく放置しました。

15分~30分ほど経ったら、シャワーでよく流します。

注意
薄めた衣類用漂白剤をフロアマットにかける場合、放置時間は15分~30分程度にしてください。
あまり放置しすぎると雑菌が繁殖し、かえってニオイの原因になります。

7. 柔軟剤で仕上げる

【作業目安:3分】

フロアマットの痛み防止と香り付けのために、柔軟剤を使用します。

ボトルの裏面を参考に、柔軟剤を水で薄めてください。

つけ置きは「洗いおけ」なので、3mlを薄めました。

その後、薄めた柔軟剤をフロアマットにかけます。

全体にかけたら時間を置くことなくシャワーで流します。

8. しっかり水を切る

【作業目安:5分】

洗ったフロアマットはしっかり水を切ることが大切です。

ここでよく水を切っておくと、フロアマットを早く乾かせます。

フロアマットを早く乾かすことで雑菌の繁殖から来るイヤ~な生乾き臭を防ぎ、清潔に使えるんです。

このとき、フロアマットを斜めに掛けて水の出口を集中させることで、水を切りやすくなりますよ!

だいたい水が切れたら、フロアマットを外に持っていきます。

9. 風通しの良い場所でよく乾かす

洗ったフロアマットは、ベランダや庭など風通しの良い場所でよく乾かしましょう!

乾かす時間の目安は、夏場で約1日、冬場で2~3日ほどです。

※くるまand編集部の場合は、真夏の日中で、完全に乾くのに6時間くらいかかりました(運転席・助手席サイズのフロアマット2枚)

フロアマットのサイズや厚みよっても乾く時間は変わってきますので、できるだけ午前中に洗い、一日干しておくことをおすすめします!

10. 完全に乾いたら車に設置する

乾いたフロアマットは、正しい方法でしっかりと固定しましょう。

設置したら、アクセルペダルやブレーキペダルに引っかからないかも確認してください。

フロアマットがしっかり固定できていなかったり、アクセルペダルなどに引っかったりすると大事故につながることもあり、大変危険です。

自分や家族の命を守るためにも、フロアマットはしっかりと設置・設置確認をしましょう!

以上で自宅でのフロアマット洗濯は完了です。お疲れ様でした♪

車内の臭いはスッキリしましたか?

洗っても臭いや汚れが落ちないなら新品に交換するのもアリ

もしご紹介したフロアマットを洗っても臭いや汚れが落ちなかったら、思い切って新品に交換するのも一つの手です。

新しいフロアマットを選ぶときは、

  • 手入れのしやすさ
  • 車内の快適性

このどちらを重視するかが、フロアマットを選ぶポイントとなってきます。

臭いや汚れが気になる方はゴム製がおすすめ

【メリット】

  • 手入れがしやすい
  • 臭いがつきにくい
  • 雨でフロアマットが濡れるのを気にしなくてもよい

【デメリット】

  • 車内の快適性や高級感は薄れる
  • フロアマット自体が重い

臭いや汚れが気になるし、頻繁に洗う手間をかけたくない…という方には、水や汚れ、カビなどにも強いゴム製のフロアマットをおすすめします。

ゴム製のフロアマットは、汚れてもサッと拭けば清潔さを保つことができます。

特に、小さいお子さんがいるご家庭で

「子どもがフロアマットを汚して困る…。」

という方は、お子さんが座る下のフロアマットだけでもゴム製にされてはいかがでしょうか?

ただ、ゴム製のフロアマットは『汎用型サイズ』が多く販売されています。

購入する際は、ご自分の車に適合しているものを選ぶように注意してくださいね。

快適性を重視したい方は布製がおすすめ

【メリット】

  • クッション性があり車内で快適に過ごせる
  • 高級感がある
  • フロアマット自体が軽い

【デメリット】

  • 汚れやすい
  • 臭いがつきやすい
  • 雨の日は湿気が気になる

布製のフロアマットは、車内で快適に過ごせる特徴があります。

くるまand編集部の木原は、ゴム製・布製どちらのフロアマットも実際に使ったことがあるのですが、布製フロアマットの快適性は段違いだと感じました。

また、布製のフロアマットは社外品を含め様々なデザインが販売されており、インテリアの一部としてオリジナリティを出せます。

車内での快適性やインテリアを重視したい方は布製がおすすめです!

フロアマットを選ぶときの注意点

フロアマットを選ぶときは、次の2点に注意して選びましょう。

  • 車種に対応した形のフロアマットを選ぶ
  • フロアマットは2重で使用しない

それぞれ詳しく見てみましょう。

車種に対応した形のフロアマットを選ぶ

フロアマットは車種に対応したものを選びましょう。

JAFも、車に合わせたフロアマットを選ぶよう推奨しています。

フロアマットには車の形状やサイズにあわせたメーカー純正のフロアマットや社外品が提供されています。そのクルマに適したフロアマットを使用しないとアクセルペダルやブレーキペダルなどのペダル操作に支障をきたすなど、安全な運転操作の妨げになる危険性があります。サイズが大きい場合はフロアマットそのものがめくれやすく、小さい場合はフロア内で移動してしまうため、意図せずに足がすべり、ペダルに触れてしまう可能性があります。

車種に対応していない形だと、運転中にアクセルペダルにフロアマットが引っかかることがあり、大変危険です。

純正のフロアマットを選ぶか、オートバックスやAmazonなどで社外品を買う場合でも車種に対応したものを選んでください。

フロアマットは二重で使用しない

「布製のフロアマットを汚したくないから…」

と、布製のフロアマットの上にゴム製のフロアマットを重ねるのは避けましょう。

布製の上にゴム製を重ねると、何かの拍子にフロアマットがズレたとき大変危険です。

また、フロアマットが寄れて重なると、ブレーキが踏み込めないなど事故につながることがあります。

スキーによる雪や、サマースポーツ/キャンプなどの泥でフロアマットを汚したくないという気持ちから、フロアマットの上に汚れ防止用のフロアマットを重ね敷きする例が見受けられます。しかし、重ね敷きすることによって、上面の汚れ防止用のフロアマットがペダルの裏側に入り込んだり、固定できずに動いてしまったりすることで、正しいペダル操作が妨げられてしまう可能性があるため危険です。こうした汚れ防止用のフロアマットを利用する際は重ね敷きせずに、下段のフロアマット(通常、敷いているフロアマット)をはずしてから使うようします。その際、アクセルペダルやブレーキペダル操作を行ない運転操作に支障がないかを確認するとともに、固定器具がある場合はしっかりと固定しましょう。

布製のフロアマットを汚したくない場合は、一時的に布製のフロアマットを外してゴム製のフロアマットのみを使用してください。

車のフロアマットの洗い方についてまとめ

フロアマットは、想像以上に汚れがたまりがちです。

雑菌やカビの発生により、フロアマットが車内の臭いの原因になっている場合もあります。

そんなときは、フロアマットを洗うことで車内の臭いをスッキリさせることができますよ!

フロアマットは自宅でも簡単に洗えますので、2~3ヶ月に一度など、定期的にフロアマットを洗うことをおすすめします!

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