今の車を売って次の中古車を買いたいけど、どうせ買うならとことん安く買いたい!という方も多いのではないでしょうか?
車は高い買い物ですし、人生で買う機会はそう多くはありません。中古車もできるだけお得に、後悔のないように買いたいですよね。
今回は、中古車を値引きする方法についてお伝えします!
中古車は値引きなし?そもそも気になる値引きのアレコレ
「新車は値引きができるけど、中古車は値引きができないんじゃないの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
中古車の値引きについて、ネット上で噂されている疑問を調べてみました。
そもそも中古車の値引きはできる?
中古車でも、値引きはできます。
ただし、中古車は新車とはまた事情が異なりますし、コツがありますのでポイントを抑えて交渉することが重要です。
中古車値引きは違法って本当?
中古車の値引きは違法ではありません。
たしかに、値引きに関する法律として「景品表示法」という法律があります。
しかしこれは、そもそも物を売る側に対して「購入者がいくらお金を出すのかが紛らわしい表示(二重価格表示)をしてはいけません」と定めているものです。
車を売買する中古車でも、もちろんこの法律は適用されます。
自動車公正委員会も中古車販売店側に対して「値引き表示をしてはいけませんよ」という注意喚起を行っています。
中古車は、品質劣化や車検残及び自賠責・自動車税の未経過分の減少等により経済価値が下落するなど、時間の経過とともに商品の同一性が失われていく商品であることから、「過去の販売価格(自店旧価格等)」を比較対照価格に用いて二重価格表示を行った場合、同一でない商品の価格を比較対照価格に用いて表示していることとなります。
よって、当該表示は、同一でない商品の価格を比較対照価格に用いた不当な二重価格表示に該当します。
ですので、車を購入しようとする私たち消費者が法に問われることはありません。
中古車でも値引きをすることができるので、安心してください。
メールや電話でも値引きは可能?
インターネットが盛んになった今の時代、カーセンサーやGooネットなどを利用してネットで中古車を探す方も多いです。
そこで気になるのが「中古車サイトで見つけた車の条件が良かった場合、お店に行かなくてもメールや電話で値引きすることができるか?」ということではないでしょうか。
カーセンサーなどで見つけた遠方のお店で売ってある車でも、メールや電話でも値引きすることは可能です。
ただ、値引きは販売員とのコミュニケーションが重要のため、値引きの難易度はかなり上がります。
販売員の心理としても、直接顔を見て話せるお客さんの方が「ぜひこの方の力になってあげよう」という気持ちになります。
メールや電話でも値引きは可能ですが、やはりお店に行って直接値引き交渉をする方が値引きの成功率は高くなるでしょう。
大幅値引きは可能?
車のタイプにもよりますが、中古車の場合、大幅値引きは難しいと考えてください。
中古車はそもそも車それぞれで状態や走行距離などが違いますので、その車そのものの価値にお店の利益分を上乗せした価格で販売されています。
また新車と違って、中古車はその車を欲しい人が見つかるまでお店側は在庫として持っておかなければいけませんし、販売店ごとの競争もありますので、中古車店はギリギリのラインまで利益下げて販売しています。
ただでさえ利益がギリギリなのに、そこから値引きされるとなるとお店側はかなりのマイナスになりますので、お店側も大幅値引きはできないのが実情です。
逆に、「今日買ってくれるなら20万円値引きしますよ」と数十万円もポンと値引きしてくれる場合は、値引きを前提とした価格を出している可能性があります。
車自体の価値は高くないのに、お客さんに購入を決断させるための値引き分をもともと上乗せしているのです。
中古車の大幅値引きには要注意だね!
ただ、お店や販売員との関係性、お店側が「長期在庫となっているので早く売りたい車」など車の状態によっても大幅値引きがかなう場合もあります。
ですがそれは好条件が揃った限られた場合ですので、一般的に中古車の値引きはできて数万円程度と思っていて間違いないでしょう。
実際に中古車値引きに成功した人はどうだったんだろう?
中古車の値引きに成功した実体験を見てみよう!
中古車の値引き成功実体験!
ネットやSNS上で「中古車の値引きに成功した!」という方はどのような状態で、どのくらい値引きに成功したのでしょうか?
Yahoo!知恵袋やTwitter、個人ブログで調べてみました!
Yahoo!知恵袋
3年落ちのエスティマを買うときに10万円ほど値引きをしてもらいました。
あと、あわせて希望ナンバーをサービスで取ってもらった位です。
1、頭金を100万入れると言ったら少し負けてくれた。→5万
(中古・セルシオ・個人店)
2、親父に一緒に行ってもらって負けさした。→10万
(中古・セルシオ・個人店)
1と2はセットですTOTAL15万の値引きです。3、友人の親父の所で買ったら負けてくれた。→下取り5万up+5万値引き。
(中古・アリスト・個人店)こんな感じです。親父に値切ってもらったとき店員は口癖のように「中古ですからこの値段が一番安く出来る値だ」と言いますが、粘ったら上記ぐらいは負けてくれるとおもうよ。
中古で車買いました。
こみこみで236万ちょっとでしたが、『端数切ってくれたら即決する』って言って6万円と少し値引してもらいました。
まあ、粘ればもう少しいけるかもしれないですが、もともと欲しかった車だから満足してます。
お目当ての中古車五万値引き成功した、とはいえまだ引ける口実がある。もう止めろよ自分wwww
— きいち (@ohnlel) 2014年5月21日
本来中古車って値引きできない筈なんだけど、いま決算時というのと本社勤務の人が来店していたのもあり10万の値下げ交渉に成功🤝
— Mr.もこもこパンツ (@shi_st17_0820) 2018年3月31日
ブログ体験談
正直、中古車は売り値と買い値にあまり利益をとる要素がないので値引きができないんだと思います。新車だとメーカーの製造原価なんて適当にさじ加減次第だと思うのでガンガン値引きをしてれるんだと思います。
でも今回、カーチスで日産・ノートの中古車を買ったら、展示されているときにドアミラーに傷が入っているらしく中古車の値引きはできないことは知っていましたが、タイミングなのか2万円値引きしてくれたんです。
私の場合は、中古車オークション代行業者にも希望を伝えて探してもらいましたが、希望の車が入荷するまで時間がかかるようでした。
車のタイプ別値引き割合!どのくらい値引きできる?
一般的に、中古車の値引き相場は3%~15%程度と言われており、購入したい中古車のタイプによってもまた割合が変わってきます。
車のタイプ別に値引き可能な割合を見てみましょう!
※表示する割合はあくまでも目安です。お店や車の状態により異なります。
軽自動車
軽自動車の場合は、最大で3%程度と低い割引相場となっています。
軽自動車自体、他のタイプの車と比べると高額ではありませんし、また人気も高いため値引きの割合も低くなっているようです。
車両本体価格:40万円の場合
3%値引きできた場合の車両価格は38万8千円
→値引き額:1.2万円
コンパクトカー
コンパクトカーの場合は、最大で3%程度と低い割引相場となっています。
コンパクトカーは軽自動車と同様に人気が高いため、値引き率はあまり高くないようです。
車両本体価格:70万円の場合
3%値引きできた場合の車両価格は67万9千円
→値引き額:2.1万円
SUV
SUVの場合は、最大で15%程度とわりと高い割引相場となっています。
車両本体価格が高額のため、割引額も高めになっているようです。
車両本体価格:150万円の場合
15%値引きできた場合の車両価格は127万5千円
→値引き額:22万5千円
ミニバン
ミニバンの場合は、最大で15%程度とわりと高い割引相場となっています。
SUV車同様、車両本体価格が高額のため、割引額も高めになっているようです。
車両本体価格:400万円の場合
15%値引きできた場合の車両価格は340万円
→値引き額:60万円
セダン
セダンの場合は、最大で10%程度とわりと高い割引相場となっています。
セダンも車両本体価格が高額の場合が多く、割引額も高めになっているようです。
車両本体価格:260万円の場合
10%値引きできた場合の車両価格は234万円
→値引き額:26万円
外車(輸入車)
輸入車の場合は、メーカーによって異なりますが一般的に5%程度だと言われています。
ただ、輸入車も車両価格が高額のため、結果的に割引額は高めになるようです。
車両本体価格:400万円の場合
5%値引きできた場合の車両価格は380万円
→値引き額:20万円
交渉が苦手な方でもできる簡単な値引き交渉術を集めてみたよ!
中古車値引き交渉術!女性や初心者にもおすすめ!
ネットで値引きの交渉術を検索するとたくさんヒットしますが、実際には難しい駆け引きが書かれていることが多いですよね。
特に車に詳しくない方や、駆け引きが苦手という方は値引きに苦手意識を持っている方にもおすすめの、簡単な方法のみを集めてみました!
「今日買う」意思を見せる
中古車を見るときには、できるだけ「今日買うつもりでいる」という意思や姿勢を見せましょう。
中古車販売店としては、在庫として置いている中古車は状態などがそれぞれ違うので、その車を欲しがっているお客さんは逃したくないのです。
「今日買ってくれるなら、在庫車として持ち続けるより少しくらいおまけしてでも売った方が良い」という気持ちが販売店にはありますので、自分の欲しい車の条件に合う車があったら「今日買う」という意思をできるだけ見せると良いでしょう。
販売員に「総額はいくら?」「いくつか見てきたけど、もういい加減に決めたい」など、販売員に「もしかしたら今日買ってくれるかも」と印象づけよう!
値引きに適した時期を狙う
中古車業界には、お店側が車を売りたい時期というものがあります。
それは、4月~5月の春の時期です。
逆に、2~3月は新生活に向けて車を新しく買ったり買い替えたりする人が多くなり、1年のうち最も車が売れる時期とされています。
輸入車の場合は7~8月が値引きで安く買う狙い目です。
輸入車は毎年9~10月に車の仕様変更を行うことが多いため、在庫を売ってしまわなければなりません。
中古車業界としても、在庫としてある車が1つ「型落ち」状態になってしまいますので、この時期は買いやすい時期となっています。
予算を伝える
車を購入するときは、誰にでも予算がありますよね。
この予算額を販売員に正直に伝えると、(人気車種でなければ)予算内に収まるよう頑張ってくれる可能性があるのです。
また、予算を伝えても値引きが難しい場合は、同じ車種でも予算内におさまる好条件の別車両や、希望の車に近い車を探してくれます。
中古車を購入する際は販売員に予算を伝えると、きっと満足いく買い物ができますよ!
車の保証を外してもらう
中古車の購入を検討するとき「○年保証つき」という表示を見かけることがあります。
たしかに保証が付いているとなんとなく安心感がありますが、それは本当に必要な保証でしょうか?
「購入する車の年式が古くてかなり心配」ということであれば、保証内容によっては付けた方が良い場合はあります。
しかし中には、「大した保証内容ではないのに中古車販売店が仲介となり、保険会社がほとんど保険料を吸い取っている」という悪徳なケースも存在するのが現状です。
このような中古車は総支払額の中に保証料が含まれているので、保証を外してもらうだけでも数万円安く買うことができます。
「そんなに古い年式じゃないし、保証は必要ない」と思い切って保証を外してしまうのも、中古車の値引きをするための1つの方法です。
オプションを安く付けてくれないか交渉する
お店や車によっては、値引きが難しい場合もあります。
そんなときは、オプションを安く付けてくれないか交渉するのも一つの手です。
中古車販売店は自社で整備もできるところも多いので「現金値引きは難しいけど、オプションなら対応できる」というお店も少なくないのです。
値引き自体ができなくても、トータルで見てお得にするのもうまく車を購入するためのポイントですよ!
別手段:車を高く売って総合出費を抑える
もし車を乗り換えしたい場合は、今の車をできるだけ高く売って総合出費を抑えることも一つの手です。
中古車を購入するお店に売るのも楽なのでアリですが、出費を抑えたいというのであれば相見積もりを取り、今の車を最高額で買ってくれるお店に売りましょう。
相見積もりを取るのであれば、一度の情報入力で複数の買取業者に査定してもらえる一括査定サイトが便利です。
一括査定サイトを利用するなら、国内最大級で安心のカーセンサーがおすすめです!
カーセンサーについて別の記事で詳しくご紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。
中古車を値引きする方法まとめ
中古車の値引き交渉はハードルが高く感じてしまいがちですが、簡単なポイントを押さえていれば、交渉が苦手な方でも値引きは可能です!
また、安くしてくれる中古車販売店への敬意を忘れずに交渉すれば成功率もグンとアップしますよ!
これから中古車を買おうと考えている方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?